我が家がコストを抑えるためにやったこと②外構編

「ハウスメーカーは、お抱えの外構業者に外注して、外注費を上乗せするだけだから、外構業者は自分で探した方が良い」

こんな話を見たことはありませんか?
我が家は、当初はハウスメーカーで、外構までお願いしたかったのですが、本契約段階で「地盤改良費などが多くなったため、当初見積もりでは外構はしょぼくなります…」という説明を受けていて、理想の外構まで全完は難しいなと思っていました。

最終見積もりの段階で、再度価格交渉を試みましたが、ハウスメーカーの担当者さんも「価格勝負になったら、ウチでは勝負になりませんので、ぜひ外注で進めて下さい」って言われてしまったので、改めて外構業者探しが始まりました。

参考:ハウスメーカーの営業さんの中には、「外構はハウスメーカー経由でないとローンに組み込めないので、ウチでやらないと自費になりますよ」などといわれることがあります。が、そんなことはありません。実際に私も、最初は無理といわれましたが、「ネットで出来るって書いてあるんで、出来るはずなんで調べて下さい!」って言ったら、1週間後に反応が変わりました。もし、おかしいと思ったら、ぜひご自身のご担当者様に聞いてみてください!

外構業者探しの開始時期

「家の着工前に外構屋とコンタクトを取ると、外構屋から建築について意見をもらえることがある」なんて記事も見ましたが、これはなかなか難しい、というのが私の見解です。
というのも、一部の業者は「基礎が出来たらお見積もりに伺います。基礎が出来たころにもう一度ご連絡下さい」なんて言う業者もありましたからね!
そういう業者だけではありませんが、そのパターンもあることを考えると、出来れば、ハウスメーカーとの図面決定時には、家の配置や駐車場のアクセス方向など、しっかり決めておくことが大事かと思います。ここが完璧なら、後で後悔なんかもしませんしね!

肝心の開始時期は「基礎の出来上がる前に、3社程度に絞っておきたい」と考えると、やはり図面完成後、すぐに動き始めるくらいがちょうどいいのではないか?と思います。

我が家の場合、6月図面決定後に業者とコンタクトを取り始め、7月の土地が更地になったタイミングで、一部業者と下見をしたりしていました。
後回しになると業者を吟味する時間も無くなりますので、図面決定で疲れている時期だとは思いますが、少しでも早めの行動をお勧めします。

外構業者の種類

外構業者も7社ほど話をしましたが、仕事を頼めなさそうな業者を除くと大きく2種類の業者に分かれている様に感じました。

  • コンテスト受賞歴のあるような「ハイレベル系」
  • コストで勝負、提案力はそこそこの「コスパ系」

我が家は、コストの制約で「コスパ系」に頼むことになりました。
「ハイレベル系」は、HPなどを見ると写真もきれいで、特に夜のライティングされた写真は、本当に美しいものでしたが、予算的には、「コスパ系の1.5倍くらい」となっていました。
価格交渉に応じてくれる感じもなく、初回の見積もりの段階でごめんなさいをすることになってしまいました。

我が家の場合、家の前面はほぼカーポートで埋まり、庭も狭いので、ライトアップの余地もなく、コスパ系でもやれるのでは?という考えです。

本当にコスパのいい業者とは?

外構仕様は、見えにくいところでコストを下げやすい(グレードダウンしやすい)ので、本当にコスパの良い業者を探すには、全ての仕様を決める必要があります。

  • 土間コンの面積、さりげなく車輪の間を砂利にしてないか?
  • カーポートの種類、ハイタイプが欲しいのに、背が低いヤツにすり替わってないか?
  • 照明の種類、間接照明を仕込みたいのに全然違う照明が入ってないか?

最初は、おおよそのイメージで見積もりを作ってもらいましたが、各社で少しずつ仕様が異なり、コスパの良し悪しの判断が出来なくなってしまった為、我が家は最終的に、床に使うタイルや石材の種類から、カーポートのサイズまで、すべて指定する「注文書」を作りました。

こんな感じです。

検討中の業者すべてに、この資料を送り、同一仕様で見積もりを出してもらい、各社の見積もりを比較しました。

比較時に注意すること

各社、見積もりのフォーマットが違うので、比較は非常にめんどくさいです。
階段が、土間工事、左官工事、タイル仕上げで分かれてたり、手すりが仕上げ工事の中に含まれていたり・・・
比較するには、自分でフォーマットをそろえるしかないと、私は、結局各社の見積もりを分類ごとに分割し、自分でエクセルにまとめて比較しました。

こんな感じです。
比較すると、意外と同じ商品でも掛け率が違うのか値段に差があることが分かりました。
カーポートも取り付け費込みで考えると、平気で1割くらい違うことがありましたし、
やたら高額な照明を入れてるメーカーもあり、その場合は、「よそだと、照明○○社のやつ使ってましたが、同じの使ったらどうなります?」とか聞いたり。

めちゃめちゃ時間掛かりましたが、しっかり比較し、私の住所から選べる最も安い業者を見つけられたのではないか?と思っています。

まとめ

以上が、私が外構業者を決定するうえでやったことです。
知識も深まりましたし、何より「やりきった」感があり、個人的には非常に満足しています。

大変ですが、一生に一度の家造り。後悔なくやり切った方が良い思い出になると思います。
皆さんの参考になれば幸いです。

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